《 木 造 住 宅 用 語 集 》

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竿縁(さおぶち)

天井板を下から支える細かい部材の総称。
下げ振り(さげふり)

水糸等の先端に分銅を付けた、墨出し用の道具。
差金(さしがね)

直角や勾配を出したり、換算計算したりする時に使う大工道具。
地板(じいた)

室内に床と同じレベルで敷かれた板。
軸組(じくぐみ)

木造住宅の壁を構成し屋根を支える骨組みの事。

土台、通し柱、胴差、軒桁、梁が主要部材で、補強のために間柱、筋かい、火打ちが入る。
仕口(しぐち)

二つの部材を直角又は斜めに組み合わせる時の接合方法の総称。

三方向から力がかかるため、強固にする必要がある。

渡り顎(わたりあご)、襟輪(えりわ)等がある。
下地(したじ)

仕上げ材の下部にある素地や構成部材をいう。
下見板張り(したみいたばり)

板を横に張る壁仕上げで、張る板の下側が外部に見えるように重ねていく方法。

下のほうから順に、板の上端にその上に張る板の下端が重なるように柱に打ち付ける。
尺貫法(しゃっかんほう)

日本古来の度量衝法。

尺は長さの単位、貫は重さの単位。
竣工式(しゅんこうしき)

工事が完成した事を関係者一同で祝賀する祭に、建物の各室等を祓い清める神事、及び祝賀会。

落成式ともいう。
上棟式(じょうとうしき)

柱が立って、梁が架けられて、小屋組ができた時、すなわち頂部にある棟木が乗った時に行う神事。

棟上祭、建前ともいう。

工事の無事完了を祈願する。
真壁(しんかべ)

壁の骨組みを作る方法。

柱を壁の表面に出して仕上げる。

柱と柱の間を結ぶ水平材の貫を通し、これに絡ませて壁の下地を作る。
筋かい(すじかい)

側壁部に取り付けられた斜め材の事。
ステ張り(すてばり)

パネルや板等の反りを防ぐため、表面材と同質の材料を裏面に貼り付ける事。

又はその板を差す。
墨だし(すみだし)

仕上げ作業等の基準線を墨で記す事。

墨打ちとも言う。
石膏ボード(せっこうぼーど)

石膏を練って平らに延ばして作った板。プラスターボードとも言う。下地としてよく使われるが不燃材料なので耐火構造を構成する材料として使われる。
背割り(せわり)

柱材等の裏面に入れた割れ目の事。

年輪の真の部分を持つ角材は乾燥する事で表面に割れ目ができる事から、見える部分に使う材ではあらかじめ正面から隠れる部分に割れ目を入れておく。
雑巾摺り(ぞうきんずり)

床板と壁面、柱面とが接する部分に取り付けられる薄い部材。
造作材(ぞうさくざい)

建物を支える構造体以外で、部屋の仕切りや、開口部の回り、階段などに使われる木材の事。




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